パデルでよくあるケガ:研究からわかること

パデルは体にやさしい、でもケガがないわけではない
ひとことで言うと。 2023年のパデル傷害研究のレビューによると、最も多いのはひじで、 次にひざ、肩、腰でした。ケガの大半は腱と筋肉のトラブルです。ウォームアップ、少しずつ 増やすこと、合ったラケットが役に立ちます。痛みが続くなら理学療法士の出番です。
パデルは始めやすく、それがバンコクで急速に広まった大きな理由です。でも「始めやすい」は 「ケガをしない」という意味ではありません。数か月でゼロから週4回まで一気に増やす人も多く、 しかも暑い中でのプレーです。体はちゃんと気づいています。
研究でわかったこと
2023年、Jari Dahmen氏らのチームが BMJ Open Sport & Exercise Medicine 誌に系統的レビューを 発表し、パデルのケガに関する既存の研究をまとめました。主な数字は次のとおりです。
- 練習 1,000時間あたり約3件、試合 1,000回あたり約8件。試合は練習よりリスクが高い。
- 各研究のプレーヤーの 40%〜95% がケガを経験していた。
- 最も多い部位は ひじ、次いで ひざ、肩、腰。
- 腱 のケガが全体の40〜48%、筋肉 のケガが31〜33%。
目立つ問題が二つあります。ある研究では、ケガをしたプレーヤーの最大74%がテニス肘でした。 別の研究では、ふくらはぎの肉離れ「テニスレッグ」がケガの約22%を占めました。足首の捻挫と 腰痛はそれぞれ約7〜8%でした。
著者は、研究の規模が小さく、ケガの数え方もばらばらなので、数字は目安であって正確な予測では ないと指摘しています。
役に立つ習慣
このレビューはケガを数えたもので、予防法を検証したものではありません。以下は一般的な スポーツのアドバイスであり、この論文の結論ではありません。
- しっかりウォームアップ。 ポイントを数え始める前に、5〜10分の軽い運動、ランジ、 カーフレイズ、ゆっくりしたラリーを。冷えたふくらはぎと急なダッシュは典型的な組み合わせです。
- 少しずつ増やす。 週1回から一気に5回に増やさず、徐々に回数を足しましょう。
- ラケットを見直す。 とても硬いラケットやトップヘビーのラケットは腕に衝撃を多く伝えます。 ひじが痛い人は、柔らかくトップライトのフレームの方が合うことが多いです。 ラケット選びのガイドもご覧ください。
- パデルシューズを履く。 ヘリンボーンやオムニのソールは砂入り人工芝をしっかりつかみます。 ランニングシューズは滑ります。詳しくはシューズガイドへ。
- 暑さを甘く見ない。 のどが渇く前に飲み、暑い時期は夕方以降の枠を予約しましょう。
- 痛みを我慢してプレーしない。 早めに気づいた腱の痛みは、何週間も放っておいたものより ずっと早く治ります。痛みが1〜2週間以上続くなら理学療法士に相談を。
コーチは、バンデハで手首が固まるなど、ひじに負担をかける技術的な癖も見つけてくれます。 コーチのページをご覧ください。
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出典
よくある質問
パデルで一番多いケガは?
2023年のレビューで取り上げられた研究では、ひじのトラブル、主にテニス肘が最も多く報告されています。次いでひざ、肩、腰です。
パデルプレーヤーはどれくらいケガをする?
2023年のレビューでは、練習1,000時間あたり約3件、試合1,000回あたり約8件でした。研究対象のプレーヤーの40%〜95%がケガを経験していました。
柔らかいラケットはひじの痛みに効く?
多くのコーチや理学療法士は、腕に痛みがある人には柔らかくトップライトのラケットを勧めます。一般的なアドバイスであって治療ではありません。痛みが続く場合は理学療法士に相談しましょう。
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